有限会社日本彩珠宝石研究所からのお知らせ

有限会社日本彩珠宝石研究所からのお知らせ
 
10月の飯田ゼミは『エンジュル・ラダー・クォーツ』です
2017-10-26
面白い名前である。シラー効果の一種に分類される光学現象で、ムーンストーンやフルオライトにも時として見られる古くから知られていた現象である。しかし水晶の中でその現象が知られたのは珍しく、一躍注目の的となった。学術的には散乱現象の一種で、レイリー散乱からミー散乱にまたがる光の効果である。雲間から現れる光の現象として誰もが見ているものと同様のものだが、その名前が1人走りして、本来の意味を知らないままに水晶中のまったく異なった現象に対して名付けるという誤った状況を生んだ。
今回のセミナーでは、その水晶が発見された経緯とその効果を解析する。
 
9月の「宝飾文化を造る会」講演は『鈴石』です
2017-08-23
 
8月の新 鉱物宝石研究セミナーは『チャロアイト』です
2017-08-10
この宝石は、1978年にソビエトのDr.ポゴバらによってチャラ河の流域から発見された。それまで近世に於ける新しい宝石の発見は、既知の宝石種の中から少数が見つかるものがほとんどだったが、ことチャロアイトに限っては正に別格であった。新種の鉱物として同定された鉱物が、そのまま装飾石として使えたのである。
しかし発見地では当たり前の事であったものの、それを持ち込んだ(西側を初めとする)国々にあっては、それまで知られていた鉱物類と混同視されてその真の価値が理解されないという現実に直面した。
今回のセミナーでは、①この石がなぜ特別な宝石と成り得たのか、そして ②宝飾石としての問題点についても触れる。
 
7月の「宝飾文化を造る会」セミナーは『小僧石』です
2017-06-26
 
6月の新 鉱物宝石研究セミナーは『オパール 』その2
2017-05-18
副題:オパール成分のとる様々な形態
石の空隙部に形成されて虹色に煌めく宝石に対してオパールの名が付けられたが、実際にはその様な産出状態で形成される珪酸鉱物がある。自然界ではむしろこちらの方が多く存在する。
地球上で最も多い元素である珪素と酸素の化合物の珪酸溶液は、地層の隙間や多孔性の岩石に染み込み時にそこにある動植物の遺骸を石化する。
しかしその珪酸分のほとんどはカルセドニーの形態をとっていて、オパールの形態を留めているものはかなり少ないという事実があり、そのことが鑑別や分類の際に困難をもたらす。
 今回の講座ではオパール分子が関係した岩石質の宝石や鉱石系の宝石を取り上げ、オパールがクォーツの一部を構成する鉱物種であることを学ぶが、鉱染している場合にはなぜオパール分子の状態の方が少ないのかについても触れる。
 
5月の「宝飾文化を造る会」講演は『食い違い石』です
2017-05-02
 
宝石のほんシリーズVol.2『翡翠』発刊いたしました
2017-04-10
定価1800円+税
大型書店 専門店 アマゾンにて発売
彩珠宝石研究所にても販売しております。
 
4月の新 鉱物宝石研究セミナーは『オパール』その1です
2017-04-04
オパールは鉱物種のひとつでありながら、その実体が分かりずらいものの1つで、時に岩石を構成し、鉱石を充填し、鉱床を鉱染する。二次的な条件が加わると、オパールはカルセドニーに転化し、更なる刺激でクォーツ(石英)にまで変化する。
 オパールという名前はヨーロッパで初めて現れた。かつてスロバキア(旧ハンガリー領)のチェルノウィッチからドゥブニックにかけての鉱山から多くの石が採掘され、その美しさに魅了されたローマ帝国の要人達がオパールという名前をつけた。その後ブラジルやオーストラリアでも同様の石が発見され、オパールはかつてないほどに知名度の高い宝石となった。最近ではエチオピアでも発見されて、これまでにないほどの数量の石がこれまでになく低い価格で販売されているが、しかしそのオパールは本質が伏された情報で輸入されているものである。
 
3月の「宝飾文化を造る会」講座は『小判石』です
2017-04-04
 
2月の新鉱物宝石研究セミナーは『ロードクロサイト』です
2017-01-30
宝石として流通しているロードクロサイトは、本来がマンガンの重要な鉱石鉱物でもある。菱形六面体や犬牙状、葡萄状となって産出するが塊状体となったものはロードナイトと酷似し区別が困難になる。
 世界最古のマンガン鉱山であるアルゼンチンのサン・ルイスでは美しい層状の原石を産し、その一部が装飾品として使われ「インカ・ローズ」という名前を残した。しかし響きが良いせいか、ロードクロサイトの別名と思い込まれるという結果を招く事となった。
 この鉱物はカルサイトと同じ結晶構造をもち、同系の炭酸塩鉱物が任意の量で混じり合い、為に鑑別に困難さをもたらす。
講座ではロードクロサイトの種類を分類して、その名前で呼べる範囲と、インカ・ローズの名前の正しい使い方についても触れる。
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